ケアワーカーとはどんな職種ですか?

利用者さんの送迎をしたり、また、リハビリがメインになりますので、機械の設定やリハビリの補助なども行います。

麓(ふもと)さんは前職では製造業に携わっていたそうですね。介護の世界とはどんな接点がありましたか?転職のきっかけや、その時に抱えてらっしゃった悩みについて教えてください。

わたしはずっと製造業で設備保全の仕事をしていました。会社をやめるとき、最初は「次は農業をやりたいな」と思って仕事を探していたんです。そのときにたまたま「障碍者支援で農業に携わっている会社」にご縁がありまして。見学に行った際に「介護の資格はとっておいた方がいいよ」と言われたんです。そこからハローワークに行って、求職者支援制度を利用し、介護初任者研修を受講しました。農業も面白いけど、介護も面白いなと思いまして。

そうしているうちにだんだんと介護の勉強が面白くなってきて、ご縁があり、いまの仕事につながっています。

では、麓さんがリハビリテーション颯倉敷に就職する「決め手」となったことは何ですか?

施設の規模と空気感です。

以前勤めていた会社は、多人数だったこともあり、縦割りで部署事の役割がはっきりしていました。そのため、横のつながりがなく、そこに息苦しさを感じていまして。効率的で無駄はないのですが、どこか寂しい印象を持っていました。

ですが、こちらに見学に来た時、社長から30分ほどお話を聞かせていただいて、みんなで仕事をしている雰囲気やあたたかみのある空気感を感じ取れたので、「ここで働いてみたい!」と思いましたね。

もともと、介護の勉強が面白くなってきたのも、全然知らない世界を知っていく面白さもありましたが、「大変そうだけど、人に近い仕事だな」と思えたことが大きいです。ハローワークの講師の方々は現場の方でして、実情も包み隠さず教えてくださったので。「人に近い」ということを大切にしているのかもしれません。

では、リハビリテーション颯倉敷に勤めてみて、一番良かったことは何ですか?

想像していた以上に仕事が楽しいことですね。(2022年の)2月から働き始めましたが、利用される方の顔と名前を覚えるまでは話しかけることができず大変でした。ですが、徐々に声掛けが出来るようになると、今度は利用者さんの方から声をかけてくださるようになり、冗談を言い合えるようにもなってきました。

利用者さんから「今日来てよかったわぁ」「元気になった!」なんて前向きな言葉をいただけると、働く意味を改めて感じますね。